質流れ減少の危惧

質流れ品が、質屋にとって得になるものではないということはすでにお話したと思いますが、その所為で質流れ品がどんどんと減少している傾向にあるということを、皆さんはご存知だったでしょうか。質屋というのは、かつて都内だけでも2000件はくだらないほどにあったのですが、現在では700件ほどにまで減ってしまっているといいます。バブルが弾けた頃から、質屋という存在すら知らなくなってしまった方も多く、そのため質屋を利用する人もほとんどいないわけですから、必然的に質屋の数は減り、それに伴って質流れ品も減少の傾向にあるというのが事実です。これからどのようにして質屋の文化を残していくことは、重要な課題の一つでもあるのです。

質屋は質流れの品をどうするのか

質屋が運営を行っていく中で、質流れ品を手にした場合には、その質屋は質流れ品をどのように処分しているのでしょうか。もっとも多いのは、質流れ品をそのまま市場に持っていってそこで売れるものはすべて売ってしまう、というものです。質屋は、元々質流れ品を出すことが目的ではなく、相手との信頼関係で成り立っているところがほとんどです。ですから、質流れ品を借り受けたときに支払った額よりも市場で買い取られた金額ははるかに少ないことのほうが圧倒的に多い、というのが質屋の現状でもあるのです。

質流れが質屋で発生する理由

質流れ品は、どうして質屋でしか発生しないのでしょうか。元々、質流れという言葉が質屋という言葉から来ているということもありますが、基本的にお金を借り受けるために担保として何か品物を預ける、ということは、他の消費者金融などでは行っていないですよね。住宅ローンや自動車ローンなど、長期に渡る高額の金額の場合はともかく、質屋では担保として預かる品物の価値にあわせてそれに見合うだけの金額しか貸し付けてはおらず、また期間も原則三ヶ月と短いものです。質流れというのは、質屋という特殊な環境があるからこそ、発生している品物であるということができるのです。

質流れは質屋で発生する

質流れの品は、皆さんもご存知の通り質屋で発生します。質屋を利用してお金を借り受けた際、そのお金を原則三ヶ月以内に返せなかった場合に、質屋では預かった品物を質屋のものとして所有権をもらうことができる、という権利を持っています。こうして質屋のものとなった品物たちのことを、質流れと呼んでいるのです。このことから、当然質流れは、質屋でしか発生しないものだということがわかりますよね。つまり、質屋があるからこそ、質流れの品が生まれてきてくれるのです。